
日曜の夜に鳴った一本の電話。
母から「お爺さんが危篤なので、すぐ病院に向かうように」と。
重度の糖尿病を患い1年半ほど入院していた祖父が亡くなりました。
享年86歳。
自分の中での爺さんの想い出って、遊んでもらった記憶より仕事で忙しくしていた姿ばかり。
東栄町という山合いの地域で「大原屋」という屋号で、農機具や日用品の販売、保険の営業をしていた爺さん。
町の方から一目置かれていたのは、幼少の身にも感じていました。
よく軽トラックに乗せてもらって仕事先に連れていってもらいました。
行く先々で「大原屋のお孫さん」と呼ばれるのが嬉しかった。
長男の父は公務員の道を選んだので、お店は一代っきりで終わってしまったけれど。
今こうして自分が自営の道を進んでいるのは爺さんの血が流れているからかもしれない。
そういえば戦時中は航空隊に従軍してたんだっけ。
隔世遺伝なんて言葉があるけれど、自分は姿格好は父にそっくり、性格は爺さんに似ているらしい。
入院してからは体中が痛そうで、見るのも辛かった。
不謹慎かもしれないけれど、こうして楽になってもらって良かったというのが自分の本心。
もうこれで思う存分、大好きだったお酒も飲めるし大福も食べれるね。
家族のために身を粉にして働いた爺さん。
葬儀場の方には「湿っぽいのが嫌いな人だったので明るく送り出してあげたい」と伝えたのに、不覚にも最後に涙を堪えきれなかったよ。
本当に今まで有り難う。これからも空の上から見守ってください。